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ゲゲゲ・9週目の想い出

2010/12/25 Sat 05:13

9週目。信頼出来る編集者、きちんと支払われる原稿料、溢れ出る新作のアイデア。そんな矢先の深沢さんの病。
名前を変えて苦手な少女漫画を描く茂さんはどんなに辛かったでしょう。失礼な編集者に嫌味を言われる布美枝さん、必死に気遣う姿が健気でした。
形は違っても好きな絵を描く事に変わりはない、という茂さんの強い信念には感動しました。

斜陽を迎える貸本漫画。逆風が吹き荒れています。
そんな状況を象徴するかのようなシリアスな曲をたくさん録ったのが2回目のレコーディングでした。4月の中旬、放送が始まってまだ間もない頃です。
茂さんの漫画に対する真摯な姿勢と情熱、世の中から取り残されるように追い込まれてゆく二人。厳しい境遇にひるむ事なく漫画に打ち込む茂さんの強さとそんな彼をずっと支える布美枝さんのひたむきさには、私も大いに鼓舞されました。不屈の精神に励まされて書いているような感じ。

曲のオーダーはそれぞれどのようなシーンに付けられるか一応最初に想定されていますが、(長い作品では特に)違うシーンで使われる事も多々あります。そういう場合にも対応出来るように、なるべくひとつの意味合いに限定されない曲を作るようにしています。例えば、「強さ」「優しさ」といった曲調の中にも様々な表情が感じられるようにメロディーにダブルミーニングを与えたり、曲の流れに微妙なグラデーションを付けたりといった事ですが、この場合オーケストレーションやアレンジも重要になってきます。作曲と同時にこの辺りの事も考えています。

ひとつのシーンでも登場人物の心情が刻々と揺れているように、一曲の中にも細かい「揺らぎ」のようなものが表現出来ればいいな?と思いながら毎回曲を作ります。
とても難しい事ですが・・・この「グラデーション」が状況や人物の心情にもっともっときめ細かく寄り添えるように、いつかなりたいものです。


窪田ミナ

ゲゲゲの音楽・想い出 by mina | コメント(0)
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